暑い。暑いです。今日も気温は30度を越えています。
標高も(松本市:海抜約600m)、気温も高い中でのフライトは、機体にとって(人間にとっても??)つらい条件ですが、開発途上の試験機としては条件が悪いのも性能試験のうちです。
今日の訓練は、先回に引き続きホバリングによる空中停止の練習です。
バランスを崩せば当然地面に下りてきますが、なるべく空中でふんばれるようにします。
機体がどの方向にも振られない角度にコントロールバーを持っていき、アクセルを開けて機体を持ち上げ、両足で立ち上がります。この状態でまた機体の振れのバランスを取り、安定したところで足を離して空中に浮き上がります。
斜めに上がると、エンジンユニットとパイロットの重心位置がずれているので、ブランコのように重心が合う方向に振られます。その振れを止めようと余計に舵を打つのでふらふらと安定しません。後からVTRで確認してみると、思ったよりカクカクと操作していてなめらかに動いていません。これでは十分安定するはずがありません。
それでも空中にいられる時間は徐々に延びてきました。
もう少し空中で余裕ができれば、空中で安定した状態に立て直すことが楽にできるようになり、もっと長い時間空中にいられるようになるでしょうが、まずは安定した状態で空中にもっていくことが基本です。
訓練あるのみです。