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  製造過程

ブレードができるまで

GEN H-4のブレード(羽根)は自社にて製作されています。
ほんのわずかな形の違いが機体の性能に大きくかかわってくるブレード。
ブレードが出来るまでの工程をご紹介します。

まず、ブレードの中身になるコアを作成ます。
材質は硬質発泡ウレタンです。

裁断したカーボンクロスを樹脂で型に貼りこんでいきます。
中にはコアを入れます。
カーボンロービングをスパン方向にいれ、強度をあげます。
すべて張り込んだ後、型のふたを閉めて熱をかけます。

型からブレードを取り出し成型します。

ブレードをとりつけるボルトを通す穴をあけます。
この穴がまがると迎角が変わってしまうので慎重に…

ブレードを塗装します。
中にはいっている硬質ウレタンフォームは温度が上がると膨張します。
カーボンクロスの地色である黒のままだと屋外で熱を吸収し、ブレードが変形するため、ブレードは白く塗装します。 塗装後、前縁側にステンレステープを張ります。
実際の塗装作業は塗装ブースで行います。

ブレードの重さ、形状を計測し、左右のブレードの組合わせと迎角を決定します。
あらかじめブレードに穴をあけ、鉛を入れながら、左右のブレードの静的バランスをとります。
その後風のない夜にモーターテストベンチにとりつけ、ストロボをあてて左右のブレードが同じ軌跡をとおるように迎角を調整します。

耐久テスト用のテストベンチに取付け、上段と下段の回転数が同一になるように迎角を調整します。
この迎角をもとにして、それぞれのブレードにあった迎角をもつブレードホルダーがつくられます。


こうしてブレードが完成し、GEN H-4にとりつけられます。


おまけ

バランスダンパーが導入される前は、このようにしてローターの重心と回転中心を合わせていました。
それでもなかなかあわせきれない場合もあり、今に比べて振動がずいぶんとありました。
バランスダンパー導入後はこの作業はなくなり、振動もぐっと少なくなりました。

 
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